まめばこの日常

動物好きで鉱物好き、バンド活動もしていて楽器も好き、「何とかなるさ」と「大丈夫」の心で、まめばこが興味を持った「?」や「!」を書いています。

だからライブハウスは潰れる。

趣味で弾き語りをしたり、バンドを組んでライブハウスで歌ったりしている。昨今のコロナ渦で、今まで出演したことがあるライブハウスが次々となくなったり、移転したりしたが、なくなってしまったライブハウスを見てみると「あぁ、やっぱりね」と思う所ばかり。また、現在も存在しているが「あそこだけは演りたくないよね」という所もある。

 

将来的になくなるだろうライブハウス、演者に嫌われているライブハウスとはどんな所かを考えてみた。

 

1)スタッフの態度が悪い

主催者側が話をするとぶっきらぼうに答える、何かをお願いすると陰でブツブツ文句を言うなど、実に多くの声を聞く。おそらく、自分の基準から外れたことには腹が立って仕方がないのだろう。年齢の傾向としては昭和のシニア世代のスタッフが多いことから、新しいことや基準外のことが出てくると対応できないものと思われる。

特徴としては、「できない理由」を山ほど出してくることだ。肝心な「ではどうやったらできるのか」の意見が何もない。

「貸してやってるんだから従え」的な上から目線で話すため、お客さんからも「態度が悪い」という声を聞いたりすることもある。

都内○○区の、あるライブハウスのPAさんは、演者同志の間でも「感じの悪さはピカイチ」で、別のライブハウスに感じの悪いスタッフがいると、このPAさんとどっちが感じが悪い?と物差し状態になっているほどだ。こんな意味で有名にはなりたくと思う。

 

ライブハウスは、演者やチケットを買ってくれるお客さんで成り立っているはず。サービス業だ。ハコがいくら良くてもこんなスタッフがいる所ではライブは演りたくないと思ってしまう。

 

2)取り柄がない

例えば、レストランを併設している所なら、来場したお客さんが楽しめるように「食事が美味しい」とか「お酒に種類がある」など。

演者側だと「大音響でもOK」「歌いやすい」「立地が良い」などなど。何度も言うが、演者が選んでくれなければライブが成り立たないのだ。

先ほどのように、スタッフが感じ悪くても、それを上回る取り柄があれば何とか我慢できることもある。

 

3)トイレが男女別でない

あえて書かせてもらった。これは意外にも重要な部分だからだ。特にコロナ渦においてはハコを選ぶ際の決め手の一つだ。大勢のお客が来場する中で、特に女性は男女一緒のトイレを嫌がる。だから「当ライブハウスは男女別です」と言われるとホッとする。

 

コロナ渦を抜け出しつつある昨今、楽しくライブができる場所が増えることを祈っている。

帰ってきたら、たくさんほめてあげよう。

定年まであと数年という夫。

引退したら、ずっと家にへばりつかれても困ると思い「今から趣味や会社以外での友人を作っておけば?」と話したところ、既に引退した会社の先輩からも同じことを言われたらしい。今まで会社一筋で、唯一の趣味と言えばゴルフだが、それも会社の仲間とばかり行く。別の人たちと行ってみればと話すと、夫は1人予約に登録しようかなと話す。

 

ゴルフの1人予約は、ゴルフ好きが好きなときに好きな時間をチョイスしてエントリーする方法で、当然、集まった4人は知らない者同士だ。最低人数の開催も、2人や3人がある。

 

1人予約は私自身も何回かエントリーしたことがあり、こんなに手軽にゴルフができるんだと思ったシステム。知らない人といっても、その日1日だけのことだし、全く気にならないが、夫はもともと知らない人と話すのが苦手なタイプ。

「もし自分がエントリーして、もう1人が女性で、2人しかいなかったら2人で回るのかなぁ」等々、あれやこれやの理由をつけてなかなかエントリーしない。

 

しばらく放っておいたら、2日前に「エントリーしたよ」と報告があった。おー!すごい進歩だ!もともと女性と男性がエントリーしていたところに、自分もエントリーしたらしい。その後、もう1人男性が入り4人揃った。

「どうやってみんな当日会うのかなあ、挨拶はどうすればいいのかなあ、できれば3人くらいでサクサク回りたかったなあ、タバコはやっぱり控えたほうがいいのかなあ」と、エントリー後もあれやこれやとうるさい夫。

順応性が高い女に対して、男はなぜこうも色々と考えるのか…。

 

それでも今日、夫は朝早く起きて出かけて行った。

いいぞ、行ってらっしゃい!

新たな一歩だ!

帰ってきたら、話を聞いてたくさんほめてあげよう。

 

 

1枚の名刺

名刺を整理していたら、ある1枚の名刺が目にとまった。千代田区にある省庁の名前の横に、肩書きと本人の名前が大きく楷書で記されている。確かこの名刺は、何年か前に、渋谷の小さなとあるバーに友人達と行った際にもらった名刺だ。

店主が1人でやっていたそのバーは、狭くて薄暗く、カウンターが4席とテーブル席が2つしかなかった。おまけに場所も分かりにくく、いまだにどこにあったかが漠然としている。

都合で閉めることになったからと友人が聞き、それなら最後に行かなくてはと、何人かで誘い合い週末の夜に行ったのだ。

名刺の男性は、1人で来ていた。角のほうにポツンといて、たまたま隣に座った私が、何かのきっかけで話しかけたのだ。店はいつもジャズが流れていたから、それを聞きに通っていたのかもしれない。淡々としゃべりながら仕事の話になったときに、この名刺を受け取った記憶がある。

「この人、今どうしているのだろう」と思い、検索してみると、見事にヒット。「そうかあ、こんなに偉い人だったんだ」。さまざまな仕事に従事し、輝かしい経歴が並んでいる。

きっと、つかの間の息抜きで、あの小さなバーに通っていたんだろうなぁ。私が、名刺を持っているなんて思いもよらないだろうけど。

新しく息抜きできる場所が、見つかっているといいなぁ。

「カブトムシ」の変身!

夏の日の朝、ベランダで洗濯物を干していると、カサコソ足下で音がした。下を見ると大きなカブトムシが歩いている。

いささか虫の苦手な私が、及び腰で「どこから来たの?」と覗き込むと、カブトムシはベランダの排水口の影に隠れてしまった。

何か食べるかなぁと思いながら、オレンジを少し切ってカブトムシの目の前に置いてみた。何やら前足でたぐり寄せている様子。

重ねて言うが、いささか虫の苦手な私は、「このままどこかに飛んで行ってくれないかなぁ」と心の中で密かに思っていた。

夕方、こっそりベランダをのぞくと、まだいる。だんなに頼んで捕まえてもらい、結局「彼」はそのまま飼われることになった。

 

虫好きなだんなは、どこからかメスのカブトムシを捕まえてきてつがいに。ラブラブの夏を過ごした2匹は、寿命を全うし、秋の風が吹く頃にそれぞれ天国へと旅立った。

「来年まで待つと、幼虫が顔を出すかもしれない」とだんなが言ったので、ときどき様子を見ながら、プラケースをそのまま室内の隅に置いておいた。

翌年6月、部屋を掃除していると、プラケースの隅で「ヒゲ」が動いているのが見える。

「おおおお!」新しい命か?!と思った瞬間、「え??ヒゲ?何で?」と疑問が。

プラケースの蓋を取ると、そこには黒白まだらの元気なカミキリムシが1匹。

ひええええ、カブトムシがカミキリムシになってしもうたと私。だんなに報告すると、大爆笑。おそらく、一緒に入れていたのぼり木にカミキリムシの卵がついていてふ化したのだろうと。

「飼うか」とつぶやくだんなに対して、「即効で、どこかに放してきて!!!」と語尾を強める私。周囲には緑が多いので、カミキリムシにとっては外のほうがいいのと、

重ね重ね言うが、私は虫がいささか苦手なのだ!

ハイヒールと100円

お仕事で、東武東上線「大山」まで行ったときのこと。

駅を降りてすぐ、「!!!、財布を忘れた!しかもカードケースも忘れた!」という失態に気付き、やばい!帰れるだろうか、と焦った。

というのも、ずっと、ICカードで乗ってきたので、帰りの電車賃分が入っていないとアウトです。

大山駅から中央線沿線の自宅駅まで、706円、カードの残高は382円。ガーン、帰れない……。

さて、どうしようか、池袋辺りの交番でお金を借りようかとも考えたけれど、ちょっと面倒。「そうだ、できる限り、自宅近くの駅まで歩こう」と考えた。

 

グーグルの地図を見る限り、一番近い中央線の駅は「中野駅」だと気付き、歩くことにした。

ここで問題が一つ。仕事だったので「ハイヒール」を履いていたということ。歩くのには自信があったが、脚が痛くならないか心配。(そりゃそうだ)

ええい、とりあえず歩こう、距離にして約8km、時間にして1時間30分。途中で何か飲みたいなと思い、100円でもあったらなと考えながらひたすら歩いた。中野駅の手前ではさすがに、足を引きずっていましたが(笑)。

本当ならもうちょっと自宅に近い駅まで歩きたかったのだけれど、ここでギブアップ。ハイヒールで8kmはよく歩いたと思う、ほんと。

 

結局中野駅からでも、自宅駅までは100円足らず、駅員さんに事情を話して乗せていただき、その日のうちに不足分を駅にお返ししました。

翌日の筋肉痛が半端なかったのは、言うまでもありません。足の裏は痛かったけど、豆ができなかったのは、歩きやすいハイヒールをと必死で探したお陰だなと思っています(自画自賛)。

 

100円の重みとハイヒールの歩きやすさが、ズシッと分かる1日でした。

ホスピタリティの話

 だから違うんだってば・・・

家族の誕生日が近いから、ポロシャツにオリジナルの柄を刺繍してあげようと思いついた。ところが、1着から作ってくれる所がなかなか無い。

そんな折、ネットで検索した、ポロシャツやTシャツを刺繍して作ってくれる、ある大きな会社との話。

 

1着からできそうだったので、見積もりを依頼。その際、ポロシャツのサイズや素材、他に提案できることがあれば教えてほしい旨を表記した。

 

すぐ、見積もり担当の人から返信のメールが。

著作権(何がそうかとは記していない)に触れるものの制作はできません。ご期待に添えることができなくて申し訳ありません。また宜しくお願いします」と突き放すような返事。

しかも、担当者の名前無し、いつも送っているメールをコピペしたような体裁。

 

私は、見積もりをお願いしているわけで、

不備な部分があるのなら、見積もりを出して、一緒にその旨を記載すればいいだけのこと。

「どうすればできるのか」「どうしたらいいのか」を全く考えていない返答に、しばしあきれてしまいました。

 

 

企業は、新規顧客を取り込むのに苦労しているはず。見積もりの依頼は、企業に興味を持ってくれていて、お得意さんにになってくれるかもしれない客のはず。

 

「たった一人の顧客も満足させられなくて、大勢の人を満足させられるわけがない」

私はそう思うのですよ。

ちなみに、著作権云々は、柄のほんの一部に、小さくスポーツ用品のマークが入っていただけ。本人がそのメーカーをよく身につけているので。

作るときは外せばいいだけのこと。

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これはある航空会社の話。

今から7年ほど前、遠い地で暮らしている義父が危篤との知らせが入り、急遽、帰省しなくてはならなくなった。

ところがちょうどゴールデンウィークのまっただ中、飛行機が取れない。

何度も航空会社に電話をかけて、キャンセルがないかを確かめていたところ、何回目かで先方のオペレーターが「どうされたのですか?」と尋ねてきた。(おそらく、何度もこの方が対応してくださっていたのだと思う)

理由を話すと、「分かりました。急がなければなりませんね、キャンセルが出たらこちらから連絡いたしますので、電話をお切りになってお待ちください」と言ってくれ、それからほどなく連絡がきて、無事に飛行機に乗り、義父の最後を見届けることができた。

 

このときのオペレーターさんには、本当に感謝です。

 

以降、飛行機に乗るときは、ずっとこの航空会社を利用してるのは言うまでもない。

マニュアルにはない「おもてなし」の心は、人間にしかできないことだと思う。日本人はそれが得意なはずでは?

企業やそこで働く人たちは、常に忘れないでほしい。

 

私たちは器械ではないのですから。

 

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いまだに、気になること。

毎年、年末年始になると思い出すことが一つあります。

実は、30年くらい前に見た、映画だったかドラマだったかのことです。お正月に実家に帰ったときに偶然NHK(だったはず)で見たのですが、前半の途中から見たのでタイトルとかが分からず、いまだに悶々としています。

 

話の内容はこう。(私が見出した部分から)

その日のフライトで定年を迎える、初老の旅客機のパイロット。安全に最後の一日を勤めようと離陸。

 

別の空港から自家用の飛行機で飛び立つ一人の青年(どこへ向かうのかは覚えていないのですが)。

ところが、青年の自家用飛行機が上空で計器の故障が起き、高度や方向、燃料の残り、傾きなど、全てが分からなくなり大パニック。唯一使えるのが無線のみ。

彼は無線で、しきりに助けを求める。

 

その無線を、たまたまフライトしていた旅客機が受信。

 

旅客機の初老のパイロットが「まず落ち着け」と諭します。でも、青年は計器がまったく頼りにならないので、ただただ慌てるのみ。

 

初老のパイロットは「彼を助けよう」と、回り道をすることを乗客に説得して、乗客も承諾。

まず、パニックになっている青年の飛行機が、どこを飛んでいるかを知るために、彼に無線で話しかけるが、彼は「分かるはずがない、計器が故障しているんだから」と。

しかり、初老のパイロットは彼を落ち着かせて、太陽が向いている方向や、鉛筆などの身近にある物を使って、方角と旅客機との距離を推測。(さすがに経験豊かなパイロット)

 

やがて、初老のパイロットの眼下に、青年の飛行機を捉え、無事に帰還することができるという話。

 

とても、印象に残っていて、もう一度見たいと思っているのですが。何せタイトルも分からず。話の内容も、所々違っているかもしれないし。1回きりのものだったので、映画だったのかもしれません。

 

どなたか、ご存知ないですかね。